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太陽光パネルの赤外線点検とは?分かること・分からないことと依頼前の準備

太陽光発電設備の管理で、「発電量が以前より下がっている」「広い発電所のパネルを効率よく確認したい」と感じることはありませんか。

赤外線点検は、パネルの温度分布から異常が疑われる箇所を探す方法です。ドローンを活用すると、上空から設備を撮影し、広い範囲の状態を記録できます。

ただし、赤外線画像だけで故障原因や発電損失を確定できるわけではありません。この記事では、太陽光パネルの赤外線点検の役割と、依頼前に確認しておきたいポイントを解説します。

太陽光パネルの赤外線点検とは

赤外線点検では、赤外線カメラでパネル表面の温度分布を撮影します。

通常の写真では分かりにくい温度の偏りを画像として確認し、周辺と異なる発熱をしている部分を探します。稼働中の設備を対象に、発電状況や天候を確認しながら撮影することが重要です。

一般的な可視画像も合わせて撮影すると、汚れ、影、外観の破損などと温度分布を照合できます。

赤外線点検で分かること

局所的な高温部の位置

パネルの一部が周囲より高温になっている場合、その場所や発熱の広がりを確認できます。こうした局所的な高温部を「ホットスポット」と呼びます。

パネルごとの温度分布の違い

隣り合うパネルの中に、異なる温度パターンを示すものがないかを調べます。複数のパネルに連続した違いがある場合は、配置図や回路構成と照らし合わせて確認します。

追加確認を優先する場所

異常が疑われる箇所の位置を整理することで、地上での確認や電気的な検査を行う場所の検討に役立ちます。

赤外線点検は、設備保全のための「次にどこを詳しく調べるか」を考える材料になります。

ホットスポットがあると必ず故障?

ホットスポットが見つかっても、必ずパネル自体が故障しているとは限りません。

セルの不具合のほか、鳥のふんや汚れ、部分的な影などが関係している場合もあります。また、表面への反射や撮影条件によって、温度が異なって見えることもあります。

そのため、熱画像の色だけで「故障」「交換が必要」と判断せず、次の情報を合わせて確認します。

  • 同じ場所の可視画像
  • 樹木や構造物による影の位置
  • 撮影時の日射や風の状況
  • 設備の運転状態
  • 過去の点検結果や発電データ

赤外線画像だけでは分からないこと

赤外線点検にも限界があります。主に次の内容は、別の情報や検査を組み合わせて判断します。

確認したい内容追加で必要になる情報・検査の例
故障の原因現地確認、配線・接続状態の確認
発電損失の大きさ発電データ、電流・電圧などの測定
セルの細かな亀裂必要に応じたEL検査など
交換や保証対応の可否メーカーの判定条件、保証内容

赤外線画像に目立つ異常がないことが、設備全体の健全性を保証するわけでもありません。目的に応じた点検方法の組み合わせが大切です。

点検結果は天候や撮影条件で変わる

太陽光パネルの温度分布は、日射、雲、風、設備の負荷などによって変わります。

十分な発電が得られない条件では、不具合に関連する温度差が表れにくくなる場合があります。反対に、空や周辺物の反射が、異常のように見える場合もあります。

また、撮影距離が遠すぎると、小さな異常を見分けにくくなります。飛行速度、撮影角度、画像の解像度も含め、調査目的に合った撮影計画が必要です。

「ドローンが飛べる天候」と「赤外線調査に適した条件」は、分けて判断します。

ドローン点検のメリットと注意点

ドローンによる点検は、広い設備の温度分布を記録し、パネル配置と合わせて異常が疑われる場所を整理する際に役立ちます。

一方、パネルの裏側、架台、配線、接続箱などは、上空からの撮影だけでは十分に確認できません。電線や樹木、周辺道路の状況によっては、飛行範囲が制限されることもあります。

上空からの画像確認と、地上での目視・電気的な検査を組み合わせて、必要な点検範囲を確保します。

点検費用は何で決まる?

費用は設備容量だけでなく、次の条件によって変わります。

  • パネルの枚数、配置、敷地の広さ
  • 地上設置か屋根上設置か
  • 電線や樹木など周辺の障害物
  • 撮影範囲と必要な画像の細かさ
  • 解析、位置図、報告書の内容
  • 現地への移動や入場条件

見積りを比較する際は、空撮画像の納品のみか、解析と異常箇所の位置整理まで含むかを確認してください。

依頼前に準備しておくとよい情報

所在地、設備容量、パネル配置図、希望時期、点検目的をお知らせください。

発電量の低下や監視システムの警報がある場合は、その発生時期と記録も参考になります。過去の点検報告書があれば、以前の結果と比較しやすくなります。

また、異常が疑われるパネルを現場で特定できるよう、配置図上の番号や管理方法を事前に共有しておくことも大切です。

太陽光パネルの点検はスカイドロシーへ

スカイドロシーでは、ドローンの可視画像・赤外線画像を活用した太陽光パネル点検のご相談を承っています。

画像から確認できる内容と、追加検査が必要な内容を分けて整理し、設備管理に活用できる資料づくりをお手伝いします。

発電量の低下が気になる場合や、定期的な状態把握をご検討の場合は、設備の所在地と規模を添えてお問い合わせください。

太陽光パネルの点検について相談する →

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